SaaS のクラウドニーズを満たすためには?
サービスとしてのソフトウェア(SaaS)プロバイダーの皆様は、この課題に共感されますか?
私たちにとって最も深刻だったのは、クラウドのコストを予測して制御することが非常に困難になったことです。同時に、サポートがますます不足し、お客様に対するアプリケーションの応答時間を 1 秒未満に抑えることが依然として課題となっていました"
これは、Zolvit 社 CTO の Rajkumar Ganapathy 氏の言葉です。Zolvit 社は SaaS ベースソリューションのプロバイダーであり、数十万社の法務サービス企業にサービスを提供しています。
残念ながら、私とそのチームが関わる SaaS 企業は、例外なくこの課題を訴えています。
始まりから 10 年以上が経過したクラウド改革は、なぜこのような課題で溢れ返っているのか?こうした課題を解決するための改革ではなかったのでしょうか?
Akamai の経営陣が Linode の 買収 を発表し、その理由について語ったとき、チームと私はお客様に対する可能性を感じて背筋が伸びる思いでした。皆様もギアがカチッとはまった感覚でしょう。新しいクラウドネイティブなアプローチにより、SaaS アプリケーションはコストとパフォーマンスのニーズに同時に対応できます。
私たちは、Linode の価格設定モデルを利用してお客様にメリットをもたらすことができるでしょうか?
この質問には、先月の Akamai Connected Cloud の発表から、「はい」と明確に答えることができます。特に、エグレス(出方向の通信)を多用するアプリケーションでは、Akamai のクラウドサービスは、本質的に「爆発的な」アプリについても、お客様に高い透明性と予測可能な価格をもたらします。さらに、Akamai 独自のアーキテクチャにより、コスト節約分をお客様に還元できます。再び、Raj 氏の言葉を引用しましょう。
私たちはコストを半減できました。エグレスの料金の削減と契約上の義務の排除により、以前までは制御できず負担せざるを得なかったコストを回避できるようになりました。予算編成がこれまで以上に単純になり、緊張しながら財務部門に事後報告する必要もなくなりました”
お客様の既存のクラウド投資を保持できるでしょうか?
企業が SaaS サービスを拡大し、世界中の顧客のサポートが重要になり、 クラウドコンピューティング によりエンドユーザーとの距離が近くなると、ニーズと課題が増加していきます。変化する多くの各地のデータプライバシー法に対応し、さらにローカルのクラウドコンピューティング・インフラの拡張を進めようとすると、とたんにハードルが高くなります。
Akamai は、世界のあらゆるネットワーク過疎地域で、最も分散したセキュアなネットワークを運営していることで知られています。私たちは、この戦略的な優位性がお客様に価値をもたらすと考えています。お客様は、短時間でコストを抑えて、こうしたネットワーク過疎市場のサポート体制を整えることができるからです。
パフォーマンスの向上を達成できるでしょうか?
Akamai は、創業当初から パフォーマンスを重視する会社です。プラットフォームを自作して広範囲に分散させ、エンドユーザーに近づけることで、パフォーマンスの向上を図ってきました。25 年前、私たちはサービス範囲をクラウドインフラまで拡大しましたが、それはかつてないほど正しい判断でした。ここで、私たちがサポートする別の SaaS プロバイダーの言葉を紹介しましょう。
お客様の利便性向上は私たちにとって最重要課題です。つまり、お客様が瞬時に利用できるソリューションを提供する必要があります。ワークフローを Akamai のエッジに移動することで、アプリケーションの応答時間を 1 秒未満に抑えることができ、お客様によるデジタルワークフローの利用がはるかに容易になります”
このすべての課題を実現し、シンプルさを保つことはできるでしょうか?
Akamai がコンテンツ・デリバリー・ネットワーク (CDN)のコンセプトを作り上げたとき、多数のカスタムコードを構築する必要がありましたが、そのうち、当然ながらお客様から「ブラックボックスをオープンにして、私たちの DevOps チームも操作できるように開放できないか?」という要望が出ました。
それから長い年月経った今、私たちは、開発者向けで、専門的なトレーニングや認定や独自ツールを必要としない、世界で最も分散したクラウドプラットフォームで市場に参入しています。実際、私たちが目指しているのは、ワークロードを少数の区分や地域に強制的に分割して真の分散の機会を損なっている、「接続」作業や「配管」作業をシンプル化することです。
Akamai のクラウドコンピューティング・ソリューションは、オープンソースで、多くの資料が用意され、数十年に及ぶクラウドデリバリーとセキュリティの経験を備えたスペシャリストが手厚くサポートします。では、現実世界ではどのような効果を期待できるでしょうか?アプリケーションをすばやく構築し、エンドユーザーの近くで展開できるようになります。その結果、パフォーマンスが向上し、高度なセキュリティを保ったまま、市場投入までの時間を短縮できます。ここで、別のお客様の言葉を引用しましょう。
私たちのエンジニアは、半日もかからずに稼働にこぎつけました。非常に直感的で、とても使いやすいソリューションです”
私たちのベンダーロックインの直感は正しいのでしょうか?
最後に、Akamai のクラウドコンピューティング・サービスには、お客様をベンダーロックインから開放する効果があります。つまり、Akamai のクラウドでどのようなワークロードを展開しても、繰り返し不可のカスタムテクノロジーの使用を強制されません。再び、Rajkumar Ganapathy 氏の言葉を紹介しましょう。
クラウドで事業を展開している企業に対しての私からのアドバイスは、可能な限り独自(プロプライエタリー)ソリューションを避けることです。最初は独自ソリューションの方が簡単で時間がかからないように思えるかもしれませんが、ベンダーロックインが発生するため、独自のツールを使用したり別のプロバイダーに切り替えたりするのが困難になってしまいます”
今後はどのような展開になるでしょうか?
Akamai のロードマップは堅牢で明確です。新たな地域を追加し、既存の地域を単一のグローバルネットワークに統合することを最優先します。お客様は、真に分散型のコンピューティングプラットフォームを活用できます。機能的には、皆様が Akamai に期待するセキュリティ、キャパシティ、耐障害性、コンプライアンスを実現します。
Akamai は、認定テクノロジー・パートナー・プロセスを修了した 24 社以上のパートナー企業を確保し、すでに確固とした基盤を築いています。皆様からのご相談をお待ちしています。お会いしたその時から興味深いお話ができると思います。
詳細はこちら
Akamai による Akamai Connected Cloudの公式発表について、また、Akamai Connected Cloud 上で稼働する Akamai の クラウドコンピューティング・サービス の詳細をご確認ください。