Akamai は、提供するサービスにおいて、AI を責任を持って使用することに取り組んでいます。また、生成 AI が特定のタスクや操作をより簡単かつ直感的に行うのに役立つことも確認しています。例えば、以下の用途に使用しています。
ネットワークとのコミュニケーション: Akamai Guardicore Platform は、ユーザーが自然言語を使用してネットワークログと通信できる機能を提供します。これにより、コンプライアンスへの取り組みや時間的制約のあるインシデント対応活動を迅速化できます。
ラベリングの高速化: ラベルはソフトウェアベースのセグメンテーションの要ですが、すべての組織が、自らが保護責任を負う各資産の正確なインベントリを把握しているわけではありません。Akamai Guardicore Platform は、AI を使用してこれらの資産の挙動を分析し、関連するアプリケーションのラベルを提案できます。この提案には、信頼度スコアとラベルの選択理由についての裏付けとなる証拠に基づく説明も記載されています。
SQL クエリの生成: Akamai Guardicore Platform では、強力な osquery がオプションとして提供されており、お客様の環境で稼働しているマシンに関する特定の情報を照会できます。ただし、SQL のような構文を使用して適切なクエリを生成する方法を知っておく必要があります。ほとんどのユーザーは、何を尋ねるべきかは分かっていても、どのような構文を使用すべきかは分かっていません。Akamai Guardicore Platform では AI を活用して自然言語をこれらのクエリに変換できるため、技術に詳しくない担当者でも短時間で回答を得られます。これは、Log4j のような攻撃に対して脆弱かどうか、また脆弱である場合の度合いを判断する脆弱性評価において特に役に立ちます。