- リアルタイム動的マッピングにより最も適切に要求に対処できるエッジサーバーへ IP Accelerator クライアントを誘導
- リアルタイムの決定が可能であり、ユーザーの要求を最もパフォーマンスが高いデータセンターに誘導
- Fast IP Blocking（FIPB）は、事前に指定された送信元からのトラフィックをフィルタリングすることで、オリジンサーバーに対する攻撃の緩和をサポート
- パケットを複製し、異なるネットワークパスで送信することでパケット損失を防止
優れたパフォーマンス、セキュリティ、可用性を備えたキャッシュ不可能なアプリケーションを提供します。
キャッシュ不可能なアプリケーションのパフォーマンスとセキュリティを向上させることで、ビジネスの成長を加速させます。同時に、プライベート WAN インフラに関連する高額な設備投資も回避できます。
Akamai のグローバルな分散ネットワークにより、データはエンドポイント間で最も高速かつ効率的なルートで転送されます。
改善されたパフォーマンス指標により、ユーザーはインターネットトラフィック、IP アプリケーション、サイトコンテンツを監視し制御できるようになります。
非常に高度な TCP 最適化技術により、データ転送が高速化されラウンド・トリップ・タイムが短縮されます。
セキュリティ機能によりデータの暗号化が確実に維持され、特定の IP アドレスや地域のブロックが可能になります。
IP Accelerator が IP ベースのアプリケーションのパフォーマンスを向上させ、データ配信を安全に最適化する方法について説明します。
従来のパフォーマンス最適化ツールは、往々にして HTTP/S などの標準プロトコルを中心に構築されているため、非標準の手法やカスタム開発のアプリケーションで効果的に機能するソリューションを見つけるのは困難です。
IP Accelerator は、任意の TCP および UDP ポートをサポートしているため、標準ポートを使用していないカスタムプロトコルやレガシーアプリなど、幅広いアプリケーションにトラフィックを配信できます。これに伴い、汎用性が高まり、さまざまなネットワークトポロジーやアプリケーションタイプとの互換性が実現します。また、ユーザーの離脱などネットワークパフォーマンスの低下に関連する顧客の課題を緩和し、プライベートネットワークの構築コスト回避にも役立ちます。
仮想デスクトップインフラ（VDI）環境では、シームレスなユーザー体験を提供するために安定した高速ネットワーク接続が必要になります。レイテンシーや帯域幅の制約は、仮想デスクトップの応答性に重大な影響を与え、ユーザーの不満や生産性の低下を招く可能性があります。
IP Accelerator は、IP トラフィックルートを最適化してネットワークレイテンシーを最小限に抑えるため、組織は世界中の従業員に一貫した高品質の仮想デスクトップ体験を提供できるようになります。また、追加の IT 構築に伴うコストや複雑化を排除できます。
突然の速度低下やネットワークの変動を伴わない信頼性の高いネットワーク接続は、一貫したユーザー体験を提供するうえで不可欠であり、特にオンラインのワールドやセッションで繰り返されるゲームでは重要になります。こうしたネットワーク接続により、データはスムーズに転送され、ゲームのフリーズ、ラグスパイク、切断を防止できます。
IP Accelerator は、通信ネットワーク間でデータが通過するパスを最適化し、パケット損失を最小限に抑え、ゲーム状態の変更、相互作用、更新が中断されることなく送信されるようにします。
レイテンシーを最小限に抑え、信頼性の高い配信を確保することは金融取引において不可欠です。また、リアルタイムの情報フローなしでは効率的なサプライチェーン運用は成立しません。
IP Accelerator は、最適化されたルート上のトラフィックを高速化することで、データが目的地に到達するまでの時間を短縮し、時間的制約のある操作を遅延なく実行できるようにするとともに、運用効率を向上させます。
IP Accelerator は、Akamai のグローバルネットワークで最も効率的なパス経由でトラフィックをルーティングすることで、レイテンシーを短縮します。そのため、ネットワークの輻輳とパケット損失が最小限に抑えられ、アプリケーションに対する接続の高速化と信頼性向上が実現するため、エンドユーザーの全体的なパフォーマンスが向上します。
IP Accelerator にはさまざまなメリットがあり、トラフィックの最適化とセキュリティ確保に役立ちます。
ルートの最適化：IP Accelerator は、マルチパスルーティングを使用してデータ転送を最適化します。
TCP と UDP のサポート：TCP（Transmission Control Protocol）と UDP（User Datagram Protocol）の両方がサポートされているため、さまざまなタイプのトラフィックを柔軟に管理できます。
許可されたポート：顧客は、どのポートを使用可能とするか管理できるため、ネットワークアクセスとセキュリティをよりきめ細かに制御できます。
レート制限 レート制限の実装により、トラフィックフローの管理、サーバーのオーバーロードの防止、パフォーマンスと安定性の向上が可能です。
キャッシュなし：コンテンツキャッシングは行われず、動的で頻繁に変更されるコンテンツの直接配信が可能となり、遅延も発生しません。
SSL 終端と復号なし：SSL（Secure Sockets Layer）の終端と復号は IP Accelerator では処理されず、データのエンドツーエンドの暗号化を維持します。
IPv6 のサポート：IPv6 の完全サポートにより最新のインターネットプロトコルとの互換性を確保しており、将来に向けてインフラを準備できます。
OAC 機能と CAC 機能：Origin Access Control を使用すると、ユーザーは Akamai Control Center に公開された Akamai サーバーの IP アドレスに対する変更を表示し、確認することができます。Client Access Control は、エンドユーザーが IP ベースのアプリケーションにアクセスするときに接続を許可されている IP アドレスをリスト形式で開示するメカニズムを提供します。
可視性と制御：IP Accelerator はインターネットトラフィック、IP アプリケーション、およびサイトコンテンツを監視し、制御するためのネットワーク管理ツールとパフォーマンス指標を提供します。
はい。IP Accelerator は、クラウドとハイブリッドの両方のインフラとシームレスに統合できます。アプリケーションがホストされている環境が、単一のクラウドプロバイダー、複数のクラウド、またはハイブリッド環境でも、IP Accelerator によってユーザーとインフラ間のトラフィックは確実に最適化され、パフォーマンス、セキュリティ、信頼性が向上します。
高速化の正確な数値は、エンドユーザーとオリジンサーバー間の距離、インターネットの輻輳、ネットワークの状態などのネットワーク要素によって異なります。しかしながら、Akamai の分散ネットワークを活用することで、通常は以下のような効果を期待できます。
IP Accelerator には、レート制限、Fast IP Blocking（FIPB）、Client Access Control と Origin Access Control、セキュリティポリシー、またトラフィック検査がないなど、強力なセキュリティ機能が搭載されており、暗号化されたデータはそのままの状態で維持されます。
SureRoute for IP（SRIP）は、インターネットトラフィックのパフォーマンスと信頼性を向上させる、独自のオーバーレイネットワークです。SRIP アルゴリズムは、エンドポイント間の最も効率的で輻輳の少ないパスを選択することで、公衆インターネット全体で最適なルーティングを実現します。
これは、インターネット上でトラフィックがどのようにルーティングされるかを決定するボーダー・ゲートウェイ・プロトコル（BGP）の主な制約の 1 つに対応しています。BGP ルーティングプロトコルは、エンドポイント間の最短ホップ数を探してルートを決定します。ただし、パフォーマンスは考慮されず、非常に輻輳したルートを経由してデータが送信されることもよくあります。
こうした制約に対処するために、SRIP は Akamai のグローバル・エッジ・ネットワークとスケールを利用して、エンドユーザーとアプリケーションサーバー間の代替となる通信パスを特定します。また、これらのルートのパフォーマンスを継続的に評価して、トラフィックが最も速いパス経由で送信されるようにします。
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