ベアメタルとは、オペレーティングシステムがインストールされているコンピューターのハードディスクを指します。クラウドコンピューティングにおけるベアメタルとは、お客様が専用ハードウェアリソースをレンタルするパブリック・クラウド・プロバイダーが提供するサービスです。ベアメタルクラウドにより、お客様は他の「テナント」とリソースを共有するのではなく、クラウドベースのサーバーの処理能力を最大限に活用できます。
Platform as a Service(PaaS)は、サードパーティープロバイダーがインターネット接続を介してサービスとしてハードウェアおよびソフトウェアツールへのアクセスを提供するクラウドコンピューティング・サービス・モデルです。ほとんどの PaaS ソリューションは、ソフトウェア開発チーム向けのアプリケーション開発ツールと環境を提供し、チームがアプリケーションを開発、展開、実行、管理できるようにします。PaaS プロバイダーは、ハードウェアとソフトウェアの管理を担い、アプリケーション開発に必要なすべてのものを顧客に提供します。顧客はハードウェアのメンテナンス、オペレーティングシステムのアップデート、基盤ネットワークの管理を気にかける必要がなくなります。また、顧客は従量課金制で PaaS ツールにオンデマンドでアクセスできます。
クラウドコンピューティングとは
ボット緩和ソリューションを選ぶ際には、ボット管理の目標を達成するのに役立つ重要な機能がいくつかあります。
- 有効性。 どのボット緩和ソリューションも、ボットを検知することはできます。遭遇する可能性のある最も巧妙なボットを検知できるのが最適なテクノロジーです。
- 耐障害性。 多くのソリューションは、ボットを初期段階では検知できますが、変異が始まると追跡できなくなります。時間の経過とともに学習して進化し、長期にわたってボットを緩和し続けるのが最適なソリューションです。
- フォールス・ポジティブ(誤検知)の抑制。 ボットをブロックすることがビジネスの妨げになってはなりません。人間や良性ボットをブロックするソリューションは生産性を低下させます。自動調整機能によって誤検知を最小限に抑えるのが最適なソリューションです。
- 可視化とレポート。 ソリューションによってユーザーがブロックされる可能性がある場合は、特定のボット、ボットネット、ボット特性の詳細を確認できるきめ細かい可視化機能とレポート機能が必要です。
- API 保護。 ボット緩和テクノロジーで API を保護できなければ、ボットは Web ページから API に簡単に移行してしまいます。
- 幅広い保護。 ボット管理ソリューションの中には単一の問題にのみ対処するように設計されているものもありますが、影響を与える対象がサイト全体であろうと特定のページであろうと、悪性のボットトラフィックからの包括的な保護を提供するのが最善のソリューションです。
クラウドコンピューティングを利用することで、組織やユーザーはサイト上で独自の IT インフラを購入、インストール、管理するのではなく、インターネット経由でサービスとして利用できるサーバー、ストレージ、ソフトウェア、データベース、ネットワーキングなどのコンピューティングインフラにアクセスできます。クラウドインフラは、仮想化テクノロジーを利用して実際のハードウェアからコンピューティングインフラの機能を抽象化し、ネットワーク接続によってどこからでもアクセスできる共有リソースの仮想プールを作成します。
PaaS の仕組み
PaaS サービスには通常、Web ブラウザーからアクセスします。PaaS ソリューションには通常、次のようなコンポーネントが含まれます。
- 開発ツールには、ソースコードエディター、デバッガー、コンパイラーなど、開発者がアプリケーションを構築するために必要なすべてのものが含まれています。
- ミドルウェアは、オペレーティングシステムとユーザー向けアプリケーションの間に存在するソフトウェアであり、異なるアプリケーションが相互に通信できるようにします。
- グラフィック・ユーザー・インターフェース(GUI)により、開発チームはアプリケーションのライフサイクル全体を通じて PaaS テクノロジーにアクセスできます。
- オペレーティングシステムは、コンピューター上のすべてのハードウェアリソースとソフトウェアリソースを管理し、コンピューターアプリケーションに共通のサービスを提供します。
- データベースは、アプリケーションが使用するデータを格納し、提供します。
- サーバー、ストレージ、ネットワークなどのインフラ(IaaS サービスのすべてのコンポーネント)は、通常は基盤機能として、多くの場合はマネージド型機能として PaaS ソリューションに含まれています。
SaaS、PaaS、IaaS の違い
SaaS、PaaS、IaaS は、クラウドコンピューティング・サービスの 3 つの主要カテゴリーです。
SaaS(Software as a Service)は、ターンキー・アプリケーション・スタックへのアクセスをお客様に提供します。組織やエンドユーザーは、ローカルコンピューターやサーバーにソフトウェアをインストールするのではなく、Web ブラウザーを使用して SaaS ベースのソリューションにアクセスできます。SaaS プロバイダーは、独自のインフラでアプリケーションをホストし、保守とアップグレードを担います。SaaS ソリューションでは、ユーザーは常に最新バージョンのソフトウェアを利用できます。
PaaS ソリューションには、SaaS ソリューションで提供されるマネージド型ハードウェアインフラに加え、多くの場合アプリケーション開発に適した追加のツールが含まれますが、IaaS ベースのソリューションと同じ方法で完全なソフトウェアソリューションにアクセスすることはできません。
IaaS(Infrastructure as a Service)は、サーバー、ストレージ、ネットワークなどの基本的なコンピューティングリソースへのアクセスを提供します。お客様は、IaaS ソリューション上で独自のソフトウェアおよびオペレーティングシステムを管理する責任がありますが、オンプレミスのデータセンターに独自のサーバー、ストレージ、およびその他のハードウェアをインストールして管理する必要がないため、大幅にコストを削減できます。
PaaS ソリューションのメリットとは
- 迅速な展開。 開発チームは PaaS テクノロジーに迅速にアクセスし、アプリケーションの作成を高速化し、市場投入までの時間を短縮できます。
- セキュリティの強化。 PaaS プロバイダーは、ほとんどのクラウド・サービス・プロバイダーと同様に、クラウド環境をサイバー攻撃や侵害から保護するために必要なテクノロジーと専門知識に多額の投資を行っています。多くのクラウドサービスは、社内 IT チームが自社のデジタル資産に対して提供できるセキュリティよりも高いレベルのセキュリティを提供しています。
- 動的なスケーラビリティ。 PaaS テクノロジーを利用すると、開発チームは必要に応じてキャパシティを迅速に拡張、縮小し、納期やビジネス要件を満たすことができます。
- より高速なコーディング。 PaaS サービスは、ディレクトリサービス、セキュリティ、検索機能などの事前にコーディングされたコンポーネントにアクセスできるようにすることで、新しいアプリケーションのコーディングにかかる時間を短縮できます。
- 優れたコスト効率。 PaaS は従量課金制であるため、開発環境のプロビジョニングと管理にかかるコストの削減に役立ちます。
- リモートアクセス。 PaaS ソリューションは、インターネット接続を介して開発環境にアクセスできるようにすることで、地理的に分散したチームがより簡単にコラボレーションできるようにします。
- 効果的な DevOps。 PaaS テクノロジーは、DevOps 戦略において重要な役割を果たします。DevOps 戦略とは、開発者と IT 運用を統合して、継続的なデリバリーを通じてソフトウェアを迅速に開発し、展開することです。
PaaS とサーバーレスコンピューティングの違い
サーバーレスコンピューティングは、PaaS に似たもう 1 つのクラウド・サービス・モデルです。どちらのモデルでも、開発者はバックエンドインフラを気にすることなく開発ツールを使用できます。サーバーレス・コンピューティング・ソリューションは、PaaS ソリューションよりも簡単に拡張でき、請求が正確です。一方、PaaS では、基盤となるアプリケーションインフラの設定をより詳細にコントロールできるため、アプリケーションのテストとデバッグやアプリケーションロジックの理解が容易です。サーバーレスコンピューティングは、このようなコントロールを提供しません。
PaaS と Kubernetes の違い
Kubernetes は、ソフトウェアコンテナの管理とオーケストレーションを行うためのオープン・ソース・ソリューションであり、アプリケーションの実行に必要なすべての要素がコンテナに含まれています。これにより、コンテナ化されたソフトウェアを任意のオペレーティング環境の任意のマシンで実行できます。 マネージド型 Kubernetes ソリューションは、基本的な PaaS テクノロジーを超える進化の一歩と考えられています。
PaaS のユースケースとは
開発チームは、次のような重要な IT イニシアチブに PaaS ソリューションを利用しています。
- アジャイル開発。 ソフトウェア開発チームは、PaaS を利用して、ソフトウェア開発ライフサイクルのすべての段階(開発、テスト、デリバリー、導入など)を自動化するよう完全に設定された環境を提供できます。
- API 開発。 PaaS を使用すると、アプリケーション間でデータと機能を共有するように設計されたアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)の開発、実行、管理が容易になります。
- IoT。 PaaS サービスは通常、Java、Python、Swift などの各種プログラミング言語に加え、モノのインターネット(IoT)の開発とデータ処理に必要なツールやアプリケーション環境をサポートしています。
PaaS の欠点とは
- サービスの可用性。 PaaS ソリューションはインターネット経由でアクセスされるため、サービス停止や接続の問題が PaaS ユーザーの生産性に大きな影響を与える可能性があります。
- セキュリティの責任分担。 ほとんどの PaaS ソリューションは、セキュリティ責任分担モデルで運営されています。このモデルでは、お客様は自身のデータとアプリケーションのセキュリティを確保する責任を負います。IT チームや組織がこのモデルを正しく理解していない場合、重大なセキュリティギャップが生じる可能性があります。
- コントロールの喪失。 PaaS サービスでは、多くの場合、情報セキュリティ、データレジデンシー、ベンダーロックインに関する懸念が高まります。
よくある質問(FAQ)
Platform as a Service(PaaS)は、サードパーティープロバイダーがインターネット接続を介してサービスとしてハードウェアおよびソフトウェアツールへのアクセスを提供するクラウドコンピューティング・サービス・モデルです。ほとんどの PaaS ソリューションは、ソフトウェア開発チーム向けのアプリケーション開発ツールと環境を提供し、チームがアプリケーションを開発、展開、実行、管理できるようにします。
クラウドプラットフォームとは、インターネット接続を介してオンデマンドのコンピューティングリソースを顧客に提供するデータセンター内のオペレーティングシステムとサーバーハードウェアを指します。
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