
Nominum 製品に関するサポートポリシー*
サポートの概要
以下に記載する現在サポート中の Nominum 製品(「ソフトウェア」)のソフトウェアリリースにおいて発見された問題について有効なサポート契約を締結しているお客様には、テクニカルサポートが提供されます。テクニカルサポートを利用するお客様は、Akamai の製品資料または サポート Web サイトに定められているサポート対象のオペレーティングシステムとハードウェアプラットフォームを使用していなければなりません。
テクニカルサポートには、ソフトウェア関連の問題について、24 時間年中無休でサポートをご利用いただけます。このサポートは、お客様によるエラーの診断と解決を支援するために提供されています。「エラー」とは、関連するソフトウェアに、メーカーが作成した仕様からの大幅な逸脱をもたらす問題を指します。
お客様と Akamai の間で合意されたサポート契約または別個の作業範囲記述書(SOW)に定められている場合を除き、テクニカルサポートには、オペレーティングシステム、ハードウェア、サードパーティー製品に対するサポートは含まれません。Akamai は、単独の裁量により、テクニカルサポート案件の優先順位を決めることができます。
Akamai は、有効なサポート契約を締結しているお客様に、エラー診断だけでなく、エラーに対処する新たなソフトウェアリリースをメンテナンスリリースの一環として提供しています。また、サポートを受けられるお客様は、以下に定義するマイナーリリースとメジャーリリースを通じて、新たな製品機能を利用することができます。
Nominum 製品のソフトウェアバージョンアップとサポート期間
Akamai は、バージョン番号を 4 つの数字で表すルールに則って、「メジャーリリース」と「マイナーリリース」を提供し、ソフトウェアをアップデートしています。
メジャーリリース は、新しい特徴や新機能を含むソフトウェアリリースです。バージョン番号の 1 番目か 2 番目の数字(例えば、 16.10.0, 16.2.0.0、 7.20.0)を上げることで、メジャーリリースであることを表します。
マイナーリリース の場合は、バージョン番号の 3 番目か 4 番目の数字(例えば、1.0、16.2.1、1、7.2.1.0、7.2.1.1)が上がります。マイナーリリースには、 マイナー機能リリース と メンテナンスリリースがあります。マイナー機能リリースには軽微な機能強化やバグの修正が含まれており、通常はバージョン番号の 3 番目の数字(例えば、16.2.1.0、7.2.3.0)を上げて、マイナー機能リリースであることを表します。メンテナンスリリースはエラーの修正を主な目的としており、通常はバージョン番号の 4 番目の数字(例えば、16.2.1.2 、7.2.3.1)が上がります。
マイナーリリースは範囲が限定されており、アップグレードによる影響を最小限に抑えるよう設計されます。例えば、マイナーリリースには、デフォルトの変更、互換性のないデータベース変更、ユーザー体験の大幅な再設計など、既存の展開環境に悪影響を及ぼす可能性のある変更は含まれません。Akamai が提供するマイナーリリースは蓄積されていくものであり、お客様には可能な限り Akamai によるすべてのマイナーリリースをインストールすることを推奨しています。
別段の定めがない限り、ソフトウェアリリースは、直近のメジャーリリースから最低 18 か月間サポートされます(「サポート期間」)。例えば、バージョン 1.1.0.0 のメジャーリリースが 2018 年 1 月 1 日にリリースされた場合、当該バージョンのサポートは 18 か月後の 2019 年 6 月 30 日をもって終了します。バージョン 1.1.1.0 のマイナーリリースが 2018 年 4 月 1 日にリリースされても、これによってサポート期間が 2019 年 6 月 30 日より後に延長されることはありません。また、どちらのバージョンのサポートも、2019 年 6 月 30 日より前に終了することはありません。
別段の定めがない限り、新たなメジャーリリースが現行のソフトウェアリリースのサポート期間 18 か月の最後の 6 か月間にお客様に提供された場合、またはサポート期間終了後にリリースされた場合、現行のソフトウェアリリースのサポート期間は延長されます。この場合、お客様がアップグレードを行う時間を確保するために、新たなメジャーリリースのリリース日から 6 か月間、サポートが延長されます。
Akamai は、有効なサポート契約を締結しているお客様には、サポート期間が終了したソフトウェアバージョンを使用されている場合でも支援を行いますが、エラーの修正は行いません。サポート期間が終了したソフトウェアバージョンにエラーが見つかった場合、次回のマイナーリリースで修正を行うと同時に、お客様にはその時点でサポートされているリリースへのアップグレードを推奨いたします。
注: ThreatAvert、Reach、Secure Consumer、Secure Business のバージョン 16.2.x.x およびそれらがサポートするプラットフォームコンポーネントについては、特別なサポート期間が適用されています。Nominum ソフトウェアのバージョン 16.2.x.x のサポートは、2019 年 6 月 9 日まで継続します。
Nominum 製品* のサポート終了(EOL)
Nominum 製品* の EOL プロセスは、Akamai が今後 Nominum 製品の開発と販売を行わないと決定し、製品サポート終了プロセスを開始する意思を発表した場合に開始されます。
Nominum 製品* の EOL が正式に発表されると、以下の Akamai サポートポリシーが適用されます。
- 1 年目および 2 年目:フルサポート
- Akamai は引き続きテクニカルサポートを提供します
- Akamai は上述のメンテナンスリリースを提供します
- Akamai は必要に応じて回避方法(ワークアラウンド)を提供します
- Akamai はメジャーリリースおよびマイナー機能リリースを提供しません
- 3 年目:商業的に合理的なサポート
- Akamai は引き続き通常の営業時間内にテクニカルサポートを提供します
- Akamai は重大な エラーに対するメンテナンスリリースを提供します
- Akamai は必要に応じて回避方法(ワークアラウンド)を提供します
- Akamai はメジャーリリースおよびマイナー機能リリースを提供しません
- 4 年目および 5 年目:実費精算
- Akamai は商業的に合理的な努力を払い、相互に合意した作業範囲記述書(SOW)に基づいて、お客様の費用負担で、質問への回答、回避方法(ワークアラウンド)の特定、ソフトウェアエラーへの対処を行います。
- Akamai はメジャーリリース、マイナー機能リリース、メンテナンスリリースを提供しません
*Nominum 製品
Nominum 製品または「ソフトウェア」には以下が含まれます。Vantio、MDR、UAR、NXR、ANS、Vantio CacheServe、Vantio AuthServe、N2 ThreatAvert、N2 Reach、N2 Secure Business、N2 Secure Consumer、N2 Engage Personal Internet、N2 Engage Subscriber Safety、N2 Content Compliance、N2 Big Data Connector、N2 Connect、Configuration Manager、Nominum Appliances、Vantio Controller、NavAssist、Mobile Core、DCS and Navitas