アカウントの不正作成に対する Akamai Account Protector の新しい保護機能
Akamai のアカウント悪用防止ソリューションである Akamai Account Protectorは、業界をリードするその機能を拡張し、アカウントの不正作成(新規アカウント作成時の不正)の検出を可能にしました。
アカウントの不正作成とは何ですか?
アカウントの不正作成 とは、コマース、ゲーム、ソーシャルメディア、銀行サイトなどのデジタルプラットフォーム上で、偽のユーザーアカウントを作成するなどの行為を指します。このような攻撃は、さまざまな有害行為や詐欺への足がかりとなります。
詐欺の手口はさまざまですが、攻撃者の動機に共通するのは、金銭的な利益と個人的な利益です。不正な新規アカウントは、多くの場合、プロモーションを悪用するために使用されます。たとえば、偽の新規アカウントが作成され、新規ユーザー向けのクーポンや無料トライアルを悪用するケースがあります。新規アカウントの不正作成は、 アカウントの乗っ取りによる資産の詐取など、多段階の詐欺の一部として利用されることもあります。
この図は、偽アカウントを使用した最も一般的な攻撃スキームを大まかに 6 つの業界 (ゲーム、ソーシャルメディア、デジタルコマース、メディアおよびストリーミング、金融サービス、オークションサイト)別に分類したものです。
アカウントの不正作成:解決しなければならない複雑な問題
アカウントの不正作成は、特に 解決すべき複雑な問題です。たとえば、不正な新規アカウントを具体的に検知できなければ、多くの組織は、アカウントが盗まれた社会保障番号などの個人情報を使用して作成されたものなのか、それとも、アカウントの不正作成攻撃を仕掛ける足がかりとして作成された電子メールを使用して作成されたものなのかを把握するのに手こずることになります。
Account Protector の特殊な検出機能
Account Protector は、ふるまい異常検知を使用して、指定された時間枠内のトラフィックパターンに異常がないかを検知します。たとえば、1 つの IP アドレス、デバイス、ネットワーク、または数秒間しかアクティブでなかったセッションから作成された新規アカウントが多すぎる場合などを検知することができます。
また、Account Protector は、ふるまい異常検知やその他の既存のアカウント悪用検知機能に加えて、さらに 2 つの強力な機能を備えています。Account Protector は、次の方法で不正なアカウントを検知し、緩和できます。
メールインテリジェンス。メールアドレスの構文やメールの使用状況の異常を分析し、悪性のパターンを検知します。
メール・ドメイン・インテリジェンス。使い捨てドメインやドメインの過剰使用など、個々のメールドメインからのアクティビティパターンを評価します。
オンライン取引を行う企業を防御する
このアカウントの不正作成を検知する機能を追加することで、市場における Account Protector のリーダーシップはさらに強化されます。
オンラインでビジネスを行う組織、特に金融取引を行っている組織は、ユーザーを信頼できるというメリットが得られます。不正なアカウント作成を検知する機能は、重大な攻撃ベクトルが使用されないよう阻止し、信頼性を高め、アカウントの作成と管理を希望する正規ユーザーにさらなるセキュリティとより良い体験を提供します。
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アカウントの不正作成の詳細と、それに対する Akamai の対策について、詳しくはこのトピックに関するシリーズの第 1、 2、 3 回目のブログ投稿をご覧ください。
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