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生成 AI によるゼロトラストの促進、パート 1:AI ラベリング

Jacob Abrams 顔写真

執筆者

Jacob Abrams

May 06, 2024

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執筆者

Jacob Abrams

Jacob Abrams は、Akamai の Senior Product Marketing Specialist であり、ゼロトラスト・セキュリティ製品、特に Akamai Guardicore Segmentation に携わっています。Akamai に入社する前は、イスラエルの技術系スタートアップと協力してセールスパイプラインを構築し、マーケティングコンテンツの作成とプロモーションを促進していました。マサチューセッツ州サマービルに拠点を置いています。

AI ラベリングによって、お客様の環境における機械やコンポーネントのラベル付けの手作業の大半を無くすことができると考えています。
AI ラベリングによって、お客様の環境における機械やコンポーネントのラベル付けの手作業の大半を無くすことができると考えています。

今日、人工知能(AI)は避けられないものであるように思われます。2022 年の ChatGPT のリリースによって始まった革命は、今や本格的な 競争 に発展しており、新しい言語モデルのトレーニングが行われ、生成 AI テクノロジーによってもたらされる機会が活用されています。2024 年においては、AI が私たちの働き方を変革すると言っても過言ではありません。

Akamai は、お客さまを大切にする企業として、生成 AI を安全かつ効果的にサービスに活用することに力を注いでいます。このブログ投稿は、生成 AI テクノロジーの活用、および同テクノロジーへの投資による、セキュリティの専門家の ゼロトラスト計画の迅速化とシンプル化の支援に焦点を当てた、4 部構成のシリーズの第 1 部となります。

生成 AI への投資

私たちは、生成 AI は非常に大きな資産であると考えています。このテクノロジーのメリットを実感できるのは、私たちだけではありません。 Salesforceによると、調査対象のエンドユーザーの 67% が、生成 AI は「他のテクノロジーへの投資からより多くの成果を得る」のに役立つと回答し、45% が「すでに使用しているテクノロジーに統合されれれば、生成 AI をより多く使用する」と回答しています。

ベンダー側の意見としては、2,500 人以上の経営幹部を対象に実施された Gartner 社のアンケート において、回答者の 38% が、生成 AI 機能への投資の主な目的として「顧客体験と顧客維持率」を挙げました。

Akamai は、すでに機械学習と予測 AI を 当社の製品に組み込んでいます。ただし、 ゼロトラスト・プラットフォームについては、顧客体験をさらに向上させ、セキュリティポリシーの構築と導入にかかる全体的な時間を短縮し、ゼロトラストの成果をより迅速かつ効果的に達成できるようにするため、生成 AI コンポーネントの拡張に取り組んでいます。

生成 AI とセグメンテーション

当社の セグメンテーションの現状 2023 レポートでも言及したように、ビジネスクリティカルな資産全体にわたってセグメンテーションを実装する最大の障害は、スキルと専門知識が全体的に不足していることです。より多くのチームがワークロードと重要なアプリケーションをセグメント化できるようにするためには、 セグメンテーションの実装をより簡単かつ迅速に行えるようにする必要があります。

ラベリングは、ソフトウェアベースの セグメンテーションマイクロセグメンテーションの要です。セキュリティポリシーの適用は、ポートや IP などの基盤となる物理特性から抽象化され、特定のコンポーネント、マシン、またはマシンのグループに割り当てられたラベルに基づいて適用されます。たとえば、 役割 がデータベース、 またはアプリケーション が CRM(顧客関係管理)とラベル付けされている場所では、インターネットからすべてのコンポーネント、任意のポート、任意のプロトコルへの直接接続をブロックするセキュリティポリシーを作成できます。

問題は、多くの組織が、完全かつ最新の一連のサーバーメタデータを備えた単一のデータソースを持っていないことです。これは、正しいラベリング、および拡張による包括的なセキュリティポリシーの正しい適用を行うために必要です。メタデータが不足しているということは、ラベリングを手作業で行っているという意味であり、これが一部のお客様のソリューション導入が遅れる原因となっています。

Akamai の AI ラベリング

この問題を解決するために、Akamai の新しい生成 AI 搭載機能である AI ラベリングをご紹介します。この新機能は生成 AI を活用し、ソリューションが識別するプロセス通信に基づいて適切なラベルを提案します。この機能で使用される大規模言語モデル(LLM)は、口語の英語でのプロンプトを認識するように訓練されており、特定のプロセスが通信している機械として最も可能性の高いアイデンティティを決定します。次の図は、 アプリケーション ラベル(図 1)の推奨事項を示しています。

 次の図は、アプリケーションラベルの推奨事項を示しています(図 1)。 図 1:AI ラベリング機能を使用し、通信プロセスに基づいてアプリケーションアイデンティティを識別

AI は、特に初期段階では必ずしも確実ではないことを私たちは認識しています。状況を改善するために、ラベル提案には必ず、LLM がその提案についてどの程度自信を持っているかを示す信頼度スコアと、そのラベルが提案された理由の説明が含まれます。これは、チームが最も信頼度の高い提案のみに基づいて行動し、ミスの可能性を減らすために役立ちます(図 2)。

これは、チームが最も信頼度の高い提案のみに基づいて行動し、ミスの可能性を減らすために役立ちます(図 2)。 図 2:各アプリケーションの信頼度スコアと証拠の提示:CRM の提案

私たちは、AI ラベリングにより、環境内のマシンやコンポーネントのラベリングの手作業プロセスが大幅に排除され、セキュリティポリシーの作成と適用に要する時間が大幅に短縮されると信じています。その結果、SecOps の効率性が向上するため、チームはセグメント化の準備に費やす時間が減り、ゼロトラストのセキュリティ目標のセグメント化と加速により多くの時間をかけられるようになります。

詳細はこちら

Akamai の生成 AI 搭載ゼロトラスト・プラットフォームの詳細については、 https://www.akamai.com/ja/resources/zero-trust-security-modelをご覧ください。



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執筆者

Jacob Abrams

May 06, 2024

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執筆者

Jacob Abrams

Jacob Abrams は、Akamai の Senior Product Marketing Specialist であり、ゼロトラスト・セキュリティ製品、特に Akamai Guardicore Segmentation に携わっています。Akamai に入社する前は、イスラエルの技術系スタートアップと協力してセールスパイプラインを構築し、マーケティングコンテンツの作成とプロモーションを促進していました。マサチューセッツ州サマービルに拠点を置いています。