文化と協働の大切さ - 木口麻由子 (サービス統括本部 統括本部長)
私は2020年6月にアカマイ・テクノロジーズ日本法人に入社しました。これまでのキャリアの中で、ずっとテクノロジーの分野で仕事をしてきたので、アカマイのことはすでに知っていましたし、高く評価していました。素晴らしい技術を持ったインテリジェントな会社で、何よりも企業のストーリーに刺激を受けました。
入社してから印象的だったのは、「大学の文化」のようなものが存在することです。私は新入社員として、とても計画的でオーガナイズされた研修を受けることができました。また、対話式の学習にも重点が置かれていました。COVID-19の影響により、ビデオ通話でのコミュニケーションにもかかわらず、ホワイトボードなどのコラボレーションツールも使います。これはアカマイ全体の文化をとても良く反映していると思います。アカマイは比較的大きな会社ですが、行き過ぎたヒエラルキーや恣意的なプロセスがありません。そのような環境の中で、 物事を成し遂げることができるという実感があり、それが楽しみでもあります。
私は、国際的な企業で共に働くことをいつも楽しんでいます。
一般的に、日本の大手国内企業の労働文化は国際的な企業とは異なります。非常に安定していて、仕事的にも個人的にも社員として面倒を見てもらえますし、ほとんどの人が1つの会社でずっと働いています。対照的に、国際的な企業では、新しい機会が見つかれば、どんどん異動や転職をする傾向があります。様々なバックグラウンドを持った同僚が多く、異文化について学び、より多様な視点からの意見を聞く機会があるため、異なる国の人たちと一緒に仕事をするのは楽しいですね。それが面白いところです。
COVID-19の影響で、全社的なリモートワークの中で入社しましたが、実は世界中の同僚とビデオ通話で話すことに慣れているので、あまり気苦労はしていません。新しい同僚達とビデオ会議を設定し、自己紹介をしました。ここには技術的なバックグラウンドを持った女性がたくさんいるので、私はAkamaiの日本だけでなく、APAC全体で初めての女性ディレクターということに正直驚いています。
時々、技術系の仕事をしている女性としての課題について聞かれることがありますが、女性であることを課題だと思ったことはありませんでした。むしろ機会に恵まれていると思っています。私は男性の同僚とは違うスキルを持っていたのだと思いますし、実際、性別に関係なく、私たちは皆、異なるスキルや視点を持っていると思います。それが私たちのビジネスをより強固なものにしているのです。
他の人にアドバイスするとすれば、自分自身に固有の資質に寄り添う、ということです。私はいつもそうしようとしてきました。しかしながら、それに加えて、私のキャリアを通して一緒に働いてきた人たちにも感謝しています。彼達・彼女達はいつも私をサポートしてくれていて、私が私であることに対して高い評価をしてくれていると感じています。