分散型クラウドおよびエッジコンピューティング：IT リーダーのためのチートシート
開発者とビジネス担当者が同じクラウド用語を読んだり、書いたり、話したりできれば、クラウド再構築の取り組みによって自社と顧客にどのようなメリットをもたらすかをより簡単に計画し、検討することができます。
ここでは、よく使用される 分散型クラウド 用語の有用なハイレベルの定義について説明します。クラウドに関するディスカッションやプロジェクトを組織内で円滑に進めるためにお役立てください。
よく使用される用語
分散型クラウド。 クラウドリソースやサービスを分散させて、データソースやユーザーに物理的に近い場所に配置しながら、一元管理を維持するアプローチ
プラットフォーム中心。 一部のクラウドプロバイダーが採用しているアプローチであり、ユーザーはクラウドプロバイダーのサービスを使用して、クラウドプロバイダーのエコシステム内でワークロードを開発し、展開することが求められます
クラウドネイティブ。 ワークロードを展開したり移動したりする場所を決められるようにする アプローチ であり、ポータビリティと標準ベースのオープンツールを活用します
ポータビリティ。 アプリケーション、ワークロード、データ、その他のリソースを、異なるクラウド環境やクラウドプロバイダー間でシームレスに移行する 能力 のこと
コンテナ化。 アプリケーションとその依存関係を、どこでも実行できる軽量な自立型のポータブルユニットにパッケージ化するプロセス
マイクロサービス。 柔軟性を高め、障害点を制限するために、アプリケーションを疎結合サービスの集合として構成するソフトウェアアーキテクチャのスタイル
サーバーレスコンピューティング。 クラウドプロバイダーが基盤インフラを管理し、開発者がコードの作成と展開に集中できるようにする 開発パターン のこと
Function as a Service。 サーバーレスコンピューティングの重要な要素である FaaS は、開発者がコードの実行に必要なインフラを管理せずに、コードやコンテナを実行できるようにします
エッジコンピューティング。 データをユーザーやデバイスに近い場所でローカルに処理する メソッド のことで、帯域幅を節約し、レイテンシーを低減し、高速デジタル体験を提供します
エッジネイティブ。 エッジコンピューティング機能を活用し、ユーザーの近くに体験とデータを配置するために特別に設計されたアプリケーション
クラウド・コンピューティング・プリミティブ。 処理能力、ストレージ、メモリー、ネットワーキング、帯域幅または転送など、クラウドプラットフォームが提供する主要機能
マルチクラウド。 複数のクラウドベンダーと契約している組織が、複数のプロバイダーのクラウドサービスを使用すること
クラウド最適化。 コスト効率よくパフォーマンスを改善しながら無駄を排除するために、ワークロードやアプリにクラウドリソースを選択して割り当てる プロセス のこと
クラウドの無駄。 パブリック・クラウド・サービス・プロバイダーのクラウドサービスが使用されていない、十分に活用されていない、または効果的に使用されていないために生じる不要な出費
クラウドロックイン。 あるクラウドプロバイダーのプラットフォームから別のプロバイダーのプラットフォームにアプリやデータを移動することが困難であり、そのためにはコストがかかる状況
どのクラウド用語にもニュアンスがあります。ここで紹介する一般的に使用されている表現について基礎的な知識を身に付ければ、特定の用法で使用されるクラウド用語の意味をよりよく理解できます。
参考文献
学習用の用語集
定期的に更新される弊社の 学習用の用語集をご参照ください。クラウドコンピューティングのトピックについて詳しく学ぶ際に役立つ情報記事やガイドを提供しています。
Gecko
Akamai の Gecko イニシアチブでは、Akamai がクラウドに関する裾野をどのように拡大しているかをご確認いただけます。
分散型クラウドコンピューティングに関するブログシリーズ
このブログ記事は分散型クラウドコンピューティングに関するシリーズの 1 つです。他にも次のような記事があります。
