Queue-it はピーク需要時に信頼性の高い体験を確保

Queue-it は優れた仮想ウェイティング・ルーム・サービスを提供し、組織が Web サイトやアプリのトラフィック急増を制御し、そこから利益を得られるようにします。同社の強力な SaaS プラットフォームを利用することで、世界中のオンライン・チケット・ベンダー、E コマース企業、教育機関、公共機関は、リクエストの混雑時において、消費者とのインタラクションが 750 億件以上に上る中 、オンライン上の公平性を確保することができました。Queue-it では、エッジコンピューティングを用いて複雑なロジックをアプリケーションからオフロードし、先着順のシステムをグローバルにスケーリングすることで、顧客の体験を向上させます。

プロモーション、通知、他のイベントが原因でトラフィックが急増したときは、ビジネスを促進したり、関係者にサービスを提供したりする機会となります。しかし、Web サイトやアプリケーションがクラッシュしたり、パフォーマンスが低下したりすると、その機会は悪しきものになる可能性があります。組織は訪問者がイライラして諦めるのを見ているのではなく、Queue-it のクラウドベースの仮想ウェイティングルームを活用することですべての人に公平で透明性の高い体験を提供することができます。

Queue-it はピーク管理のエキスパートとして、Web やアプリのクラッシュを防ぐための初の SaaS 仮想ウェイティングルームを提供しています。リクエストの混雑時、Web サイトやアプリが限界に近づくと、Queue-it はトラフィックの負荷、Web サイト／アプリのキャパシティ、ユーザーのふるまいなどのプリセットパラメーターに基づいて訪問者をウェイティングルームに移動します。キューに入っている間、訪問者は自分の状況や予想待ち時間をモニタリングすることができます。シームレスにオンライン体験を継続できるようになると、訪問者は先着順でサイトやアプリにリダイレクトされます。

Queue-it の共同創設者兼 CPO である Martin Pronk 氏は次のように説明しています。「組織は何年もかけてブランドへの信頼を築きます。その一環として、物理的なスペースの場合と同様にオンラインの場合でも、公平で透明性の高い体験を提供することが不可欠となります」

世界で好まれるキュー管理ソリューションになるというビジョンを掲げている Queue-it にとって、Akamai との提携は必然でした。Pronk 氏が言うように、Akamai はエッジコンピューティングの世界的リーダーです。世界最大規模の組織や大手ブランドの多くが Akamai に信頼を寄せ、デジタル体験を安全に提供しています。

「そのような組織では、大量のトラフィックやトラフィックの急増が見られます。Akamai EdgeWorkers を使用することで、Queue-it は共通の顧客が簡単にソリューションを利用してエッジコンピューティングのメリットを活かせるようにしています」と、Pronk 氏はコメントしています。

わずか 1 時間で、Queue-it の顧客は EdgeWorkers Connector で Akamai と簡単に統合できます。このコードはエッジで簡単に展開できるので、組織はコードベースに触れる必要がなくなります。特に、複雑なシステムを有する組織にとっては魅力的なオプションと言えます。

Queue-it が 2021 年に EdgeWorkers Connector のサービスを開始して以来、トラフィックが増加しています。現在では、毎月数十億回の EdgeWorkers の呼び出しによって、7 億 5,000 万人以上のサイト訪問者やアプリ訪問者にサービスが提供されています。同時に、Queue-it の顧客は 1 分あたり 10 万件以上のリクエストのトラフィックを制御しています。

「Akamai EdgeWorkers のおかげで、多様かつ複雑な状況をサポートできるシンプルなソリューションを提供できるようになりました」と、Pronk 氏は語ります。また、Queue-it の開発者は顧客の統合に関与する必要がなくなります。さらに、Pronk 氏は、「当社のサポートチームは、直感的なソリューションで、必要に応じたサポートを提供することができます」と、コメントしています。

Queue-it はさまざまな形で EdgeWorkers から恩恵を得ました。訪問者をウェイティングルームに移動するタイミングを簡単かつ正確に判断できます。また、訪問者が常連者であるか VIP であるかを判断するなど、エッジで複雑なロジックを実行することもできます。

Queue-it が他のクライアントサイド統合オプションを使用していたら、このように複雑なロジックを処理することはできません。「誰かがクライアント側のコードを操作するのは簡単です。しかし、このようなロジックをサーバー側に配置するのは非常に複雑です。利用者のインフラに負荷をかけるのではなく、EdgeWorkers で複雑さを軽減し、エッジでそのような判断を行うことができます」と Pronk 氏は述べています。

同時に、Queue-it の顧客は大幅なパフォーマンス向上を達成しました。「Akamai のエッジで接続すれば、バックエンドサーバーがトラフィックリクエストから保護されるため、ビジネスにとって極めて重要な日に、高いパフォーマンスと信頼性を確保できます」と Pronk 氏は語りました。

Queue-it は Akamai のネットワークアーキテクチャによって提供されるセキュリティレイヤーを簡単に活用して、ボットや Credential Abuse 攻撃者がウェイティングルームに到達する前にフィルタリングすることもできます。「Akamai は、より公平なユーザー体験の実現を支援してくれます。販売開始になるまで、あるいは登録可能になるまで、誰もが平等です。ボットはアクセスすることも知見を得ることもできません。テクノロジーに精通した訪問者でも、EdgeWorkers のコードを傍受したり操作したりしてオンラインキューをスキップすることはできません」と Pronk 氏は言います。

このような高度な機能は、ピーク管理からトラフィック管理に進化するという Queue-it のビジョンと完全に一致しています。Pronk 氏が述べているように、ピーク時のトラフィックは技術的な問題や脅威ではなく、チャンスと捉える組織が増えています。さらに、Queue-it では、これらのチャンスを活かせるよう働きかけています。

行政機関や医療機関が COVID-19 ワクチンを公正で管理された方法で割り当てる上で重要な役割を果たして以降、多数のブランドが EdgeWorkers Connector を利用して、プロモーションから最大限に利益を得られるようになりました。

「弊社は Akamai とある大手ブランドと提携して、ブランドの「スーパーボウル 2024」プロモーションを支援しました。このブランドは短期間で複雑なインフラを保護しなければなりませんでしたが、キャンペーンが大盛況の状況になっても Web ページが利用できる状態だったことを知って安心しました」と Pronk 氏はコメントしています。

Queue-it は現在、組織がサイト訪問者やアプリ訪問者に対する理解を深め、有意義な関係を築けるようにしています。「組織は 1 回限りの割引を提供するだけでなく、人々が何度も訪問するようになるロイヤルティプログラムや限定サービスを提供することができます」と彼は締めくくりました。

Queue-it は、仮想ウェイティング・ルーム・サービスの主要開発企業であり、Web サイトとアプリのトラフィックの急増をコントロールして訪問者をウェイティングルームに移動させます。Queue-it の強力な SaaS プラットフォームは、世界中のオンライン・チケット・ベンダー、E コマース企業、教育機関、公共機関がシステムのオンライン状態を維持し、訪問者に情報を提供しながら、ビジネスにとって極めて重要な日に主な販売やオンライン活動を確実に行うために役立っています。Queue-it の活用により、リクエストの混雑時でも数十億人に上る世界中の消費者に対して、オンラインの公平性が実現しています。同社はデンマークに本社を置き、米国、韓国、オーストラリアにオフィスがあります。詳細は queue-it.comをご覧ください。