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「Akamaは私たちの課題を正しく分析し、多角的な解決策を提示してくれました。Image & Video Managerの検証や実装も想定より短期間で済み、ビジネスに集中しながらインフラの課題を解決できました」
川崎 雄太氏 株式会社ココナラ システムプラットフォーム部 部長 / Head of Information
運営するスキルマーケットの急成長
画像表示が遅くなる問題に直面
株式会社ココナラが運営する「ココナラ」は、知識・スキル・経験などの自身の能力を必要としている個人や企業に販売する“スキルマーケット”サービスである。同社は「一人ひとりが自分のストーリーを生きていく世の中をつくる」というビジョンを掲げ、デザインやイラスト、音楽や動画、Webサイトといったコンテンツ制作、ビジネスやマーケティングのサポート、キャリア相談など、幅広い能力とニーズをマッチングするサービスを実現した。また、よりビジネス向けのスキルを必要としている企業向けサービスである「ココナラビジネス」、自分に合った弁護士を見つけられる「ココナラ法律相談」、フリーランスエンジニアと企業の業務委託案件をつなぐ「ココナラエージェント」なども展開している。
ココナラは2012年の創業以来、着実に事業を拡大してきた。近年は、リモートワークやオンラインビジネスの需要が増大したことを受け、急速にサービスが成長しているという。2023年10月時点で、ココナラの登録者数は432万超、出品数は79万件を超え、ココナラビジネスの登録企業も2万アカウントを数える。
「ココナラでは、イラストレーターやデザイナーなど、クリエイティブなスキルを持つユーザーの活躍が目立ちます。ココナラで自分の作品をアピールし、気に入ってもらったら例えばイラストの描画を発注するなどその人のスキルを購入してもらうというスタイルです。昨今はデバイスのスペック向上も相まって、サンプルとして掲載する画像コンテンツの容量が増大する傾向にあります。しかしコンテンツの質はスキルを判断するうえでの重要な要素ですから、解像度を制限するような運用は避け、システム側でユーザーエクスペリエンスを低下させないように工夫しています」と、ココナラ システムプラットフォーム部 部長を務める川崎 雄太氏は述べる。
非常に活発なスキルマーケット市場において、Webサイトのパフォーマンスは同業種との競争力に直結する課題の1つだ。そのためココナラでは、創業当初からAkamai Connected CloudのCDNを活用し、Webサイトのパフォーマンスを維持・向上するよう努めてきた。
ところが2022年ごろから、Googleが新たに検索ランキングの指標として取り入れたWebサイトのUX指標であるCore Web Vitalsの数値の悪化が目立つようになってきた。近年のサービスの急成長やコンテンツの高解像度化を受けて、一般的なキャッシュ技術だけではカバーしきれない状況になったためだ。特に「LCP(Largest Contentful Paint:ページ内で最も大きな動画・画像が表示されるまでの待機時間)」が悪化するページが散見され、社内でもWebサイトパフォーマンスに関する課題の1つとして認識していた。
ファイルサイズを削減する複雑な画像処理を
Akamai のサービスで短期間に実装
「LCPの問題について相談したところ、Akamai はWebサイト全体のパフォーマンスを細かに調査・分析し、具体的な課題を調べあげてくれました。その結果、“不要なJavaScriptがロードされている”、“サーバーの応答が遅い”など複数の問題が判明しました。“画像フォーマットが大きすぎる”という問題もあるということがわかりました。そこで、Akamai から提案を受けたのが、『Image & Video Manager』による解決です」と、システムプラットフォームグループ インフラ・SREチームの坂口 氏は振り返る。
実は当初、ココナラは“画像が非常に大きい”という問題を解決するための画像処理プログラムを社内開発しようと考えていた。しかし試算してみると、要件に対してすばやいローンチが難しく、多大な労力がかかるということが判明した。もっとすばやく解決できる方法を選んだほうがよいと判断し、ココナラは Image & Video Manager の採用を決断した。
Image & Video Managerは、画像作成と掲載のワークフローを自動化し、PCだけでなく様々な画面サイズを持つスマートデバイスのブラウザに合わせて最高品質の画像を自動的に最適化して配信することができる、Webサイトの統合イメージ管理ソリューションだ。
「当時、画像処理は別の仕組みで実装していたのですが、設計を見直して、Image & Video Managerへ置き換えていく手法を採りました。Akamai のサポートを受けながら、設計の検討やハンズオン、PoCなどしっかりと段階を踏みましたが、複数のシステムに対する機能の実装を約4か月という短期間で完了することができました。」(川崎氏)
多角的なサイト分析と
良質なサポートでサービス改善へ
ココナラは、Image & Video Managerを利用して画像処理を実施したほか、Akamai がアドバイスした各種課題への対策を講じた。その結果、LCPが改善。大きな画像が使われている特定のページは、表示に数秒かかっていたものが、大幅な改善効果が得られた。
「Image & Video Managerは画像・動画関連の処理が多彩、かつ非常に強力な機能を備えていると感じています。製品の機能面だけでなく、Akamai は私たちの改善プロジェクトに伴走してくれて、多角的な分析と検討によって適切な対処へ導いてくれました。いつもかしこまらずに軽い気持ちで質問でき、すばやく的確な答えが返ってくることが印象的です。おかげで目標としていたLCP値の実現を短期間で達成できました」(坂口氏)
坂口氏はLCPの改善効果の1つとして、AVIF(AV1 Image File Format)への変換を挙げている。画像の劣化を抑えながらファイルサイズを大幅に削減できる規格として注目度が高く、この変換機能をサービスとしていち早く実装できたことが大きな効果に結びついたと評価している。また、川崎氏は、「新たな画像規格への対応をAkamaiへ一任することができることと、Akamai のFAQサイトは情報の量と質が共に優れていて、たいていの機能はFAQサイトの利活用とによって、解決できる点も魅力です」と評価している。
今後、ココナラではいっそう魅力的なサービスを提供し、500万人、1,000万人と会員数を拡大していく計画だ。そのためには、安定性やパフォーマンスを含むシステム全体の信頼性を維持していくため、コアウェブバイタルやエラーレートなど、さまざまなメトリクスを追って、UXを改善し続ける必要があると考えている。「ココナラは新機能を実現し、安定性を保ち、コストも抑制していかなければなりません。それにはさまざまなソリューションを活用していくことも必要でしょう。Akamai のセキュリティサービスにも注力していますし、私たちが活用しているTerraformへの対応やクラウドサービスとの連携など、期待している内容も多いです。世界中で高く評価されているサービスを提供しており、検討すべきサービスの1つと考えています。最高のココナラを私たちといっしょに考えてくれるパートナーであり続けてほしいと思います」(川崎氏)
Coconala について
知識やスキルを売買するスキルマーケット「ココナラ」を運営。ビジネスに特化してプロフェッショナルをマッチングする「ココナラビジネス」も好評だ。弁護士を探せる「ココナラ法律相談」では匿名で相談を投稿してアドバイスを得られたり、フリーランスエンジニアと業務案件をマッチングする「ココナラエージェント」では事務手続きや支払トラブルのサポートを受けられたりと、特徴的なサービスを展開している。