Akamai、新しい動画ワークフロー能力の提供でメディア企業に制御を取り戻す

オンラインライフの力となり、守るクラウド企業、Akamai Technologies, Inc.（NASDAQ：AKAM）は、先日オランダアムステルダムで開催されていたヨーロッパ最大級の放送業界イベントIBC で新しい動画ワークフローの能力を発表しました。この能力を利用することで、メディア企業は動画配信チェーンのあらゆる部分でより多くの選択肢と制御を得ることができます。この新しい能力は、Akamai のクラウドおよび配信プラットフォームとパートナー企業とのネットワークを統合し、お客様のニーズに合わせてメディア体験をカスタマイズするためのかつてない柔軟性をお客様に提供します。

Akamai の製品管理担当 VP である Jon Alexander は「ストリーミングサービス、ブロードキャストネットワーク、オンライン動画プラットフォームは、ワークフローのさらなる制御を求めています。1 社のベンダーにロックインされることを望んでいませんし、コンテンツの移動に多大なコストがかかることも望んでいません。また、結果として競合するサービスの後押しになってしまう事態も望んでいません。Akamai は、それらの企業が適切な時に適切な場所で好みのワークフローコンポーネントを実行できるオープンプラットフォームを提供しています」と述べています。

Forrester Consulting が Akamai の委託を受け、エンド・ユーザー・アプリケーションの構築／維持を担当する個々のコントリビューターとリーダーを対象とした調査を 2024 年に実施したところ、回答者の 4 分の 3 が、一元的な管理と制御を維持しながら、コンピューティングリソースをエンドユーザーの近くに展開する柔軟性を持つことが重要または重大であると答えました。一方、メディアおよびエンターテインメント企業を対象とした 2023年の調査では、回答した組織の 73% がコスト圧力を理由に、大規模なレガシー・クラウド・プロバイダーから、よりポータブルでクラウドネイティブなセットアップへの移行を検討していることがわかりました。

Akamai は、分散型クラウドプラットフォームをメディア・ワークフロー・エコシステム全体のアプリケーションやプラットフォームに開放することで、お客様自身がワークフローのあらゆる側面を制御し、活気に満ちた成長を続けているサードパーティ・パートナー・ネットワークにアクセスできるようにします。ベンダーロックインを排除するマルチクラウドアーキテクチャをサポートしているため、お客様はニーズに合わせて最適な製品とサービスを活用し、自社の成長に合わせてクラウドサービスの使用を進化させることができます。Akamai の大規模に分散し、かつ接続されたクラウドによってスケールを確保し、エグレス（出方向の通信）料金を最小限に抑え、十分な容量を確保できる独自の機能が提供され、コアからエッジまで比類のない価格パフォーマンスを提供します。

メディア企業は、デジタルコンテンツの転送、準備、処理、配信、セキュリティ確保、収益化といったワークフローの各段階で、複数のソフトウェアやパートナーを選択できます。Akamai のメディアサービスには、コントリビューション、転送、トランスコーディング、パッケージング、デジタル著作権管理、広告挿入、コンテンツセキュリティなどのソリューションが含まれており、動画ストリーミングサービスの上最大手 10 社から信頼を得ています。

今年初め、Akamai はメディア向けに最適化された NVIDIA ベースの GPU をクラウドソリューションのポートフォリオに追加しました。Akamai は、メディアおよびエンターテインメント企業がよりコスト効果と効率に優れた方法で、世界で最も分散されたクラウドプラットフォームと統合型のコンテンツ配信およびセキュリティサービスを活用しながら、スケーラビリティと耐障害性に優れたアーキテクチャを構築し、より高速で信頼性の高い、ポータブルなワークロードを展開できるようにしようとしており、新しい GPU とワークフロー能力によってこの取り組みが拡充されます。